この講義で学ぶこと
- プロンプト(=生成したい画像を言葉で指示する文)の基本構造を理解する
- 要素を分けて書くと狙いに近づきやすいことを知る
- 次の講義(ネガティブプロンプト)につなげる
対象者
- すでに画像を1枚以上生成したことがある人(第3〜5章のいずれか)
- 「思った画像が出ない」と感じている人
事前準備
- 画像生成を動かせる環境(Colab/Forge/ComfyUIのいずれか)
- 試しに生成してみたい題材のイメージ
本文
プロンプトは「何を・どんな風に」を言葉で並べた指示です。やみくもに書くより、要素を分けて考えると狙いに近づきやすくなります。
基本の構成要素(例):
- 主題(何を): 例「a cat」
- 状況・背景: 例「in a garden」
- スタイル・雰囲気: 例「watercolor, soft light」
- 品質・形式の指定: 例「high detail」
考え方:
- 重要な要素を前の方に置くと反映されやすい傾向がある
- 一度に盛り込みすぎず、少しずつ足して確認する
- 必ず指示どおりになるわけではない(試行錯誤が前提)
手順
- 作りたい画像を「主題/背景/スタイル/品質」に分けて書き出す
- それを順に並べて1つのプロンプトにする
- 生成して結果を確認する
- 物足りない要素を1つだけ足して再生成する(変化を見る)
よくあるつまずき
- 「指示が反映されない」→ 原因: 要素を詰め込みすぎ → 対処: 一度に1要素ずつ変える
- 「狙いとズレる」→ 原因: 主題が後ろに埋もれている → 対処: 重要語を前に出す
- 「英語が不安」→ 原因: 表記の迷い → 対処: 短い単語の組み合わせから始める
実践課題
実践課題:要素分解でプロンプトを作る
- 目的: 構造を意識してプロンプトを書けるようにする
- 取り組む内容: 1つの題材を「主題/背景/スタイル/品質」に分けて書き、1つのプロンプトにまとめる
- 成果物: 作成したプロンプト1つ+(任意で)生成画像
- 所要時間の目安: 10〜15分
- できたの判定: 4要素に分けてプロンプトを1つ作れた
- ヒント: まずは短く。長くしすぎない
チェックリスト
- ☐ プロンプトの基本構成要素を挙げられる
- ☐ 要素を分けてプロンプトを1つ作れた
- ☐ 「1要素ずつ変えて確認する」進め方を理解した
基本テンプレート
プロンプトは、以下の順番で考えると整理しやすくなります。
[主題], [構図], [背景], [雰囲気], [光], [品質指定]
例:
a small flower, close-up, garden background, soft morning light, simple composition, high quality
ネガティブプロンプトの例:
blurry, low quality, bad anatomy, extra fingers, text, watermark, logo
最初は長くしすぎず、結果を見ながら少しずつ調整します。
悪い例・良い例
悪い例:
beautiful image, nice, amazing, cool
何を描きたいのかが分かりにくいため、結果が安定しにくくなります。
良い例:
a white ceramic cup, on a wooden table, soft morning light, simple background, high quality
主題、場所、光、背景が分かるため、結果を確認しやすくなります。