この講義で学ぶこと
- AI画像生成の代表的な用途(できること)を具体的に知る
- AI画像生成が苦手なこと・できないことを正しく理解する
- 「規約・権利の確認が必要な場面」を見分けられるようになる
対象者
- ch01-01を読み終えた人
- AI画像生成を「結局どこまでできるのか」知りたい人
事前準備
- 特になし(読むだけでOK)
- ch01-01「AI画像生成でできること」を先に読んでおくと理解しやすいです
本文
AI画像生成(=文章などの指示から画像を作る技術)は、万能な魔法ではありません。得意なことと苦手なことがはっきり分かれています。ここを先に知っておくと、あとで「思ったとおりにならない」と感じても落ち着いて対処できます。
まず、できること(得意なこと)の例です。
- 言葉(プロンプト=AIへの指示文)で雰囲気・モチーフ・色合いを指定して、1枚の画像を作る
- 同じ指示から少しずつ違う画像を何枚も作り、好みのものを選ぶ
- 既存の画像をもとに、雰囲気を変えたり描き足したりする
- LoRA(=追加で個性やスタイルを足すしくみ)で、特定の絵柄やテイストに寄せる
次に、苦手なこと・できないこと(限界)です。
- 指示どおりに「必ず」なるとは限りません。試行錯誤(=何度か作り直して近づけること)が前提です
- 指の本数や文字、細かい構造は崩れることがあります
- 「こういう意図で」という曖昧な気持ちは伝わりません。言葉にした分だけ反映されます
- 実在の人物・他者の作品・ブランドのロゴなどを「そっくりに再現する」使い方は、権利上の問題になる場合があります
最後に、お金や公開がからむ場面の注意です。生成した画像を商用利用・販売したり、SNS等で公開したりする場合は、使ったモデルやLoRA、各サービスの規約・権利の確認が必要です。サービスやモデルごとにルールが違うため、「これは大丈夫」と決めつけず、その都度確認する習慣をつけてください。
手順
- この講義の「できること」を読み、自分の目的に近いものに印をつける
- 「苦手なこと」を読み、試行錯誤が前提だと心に留める
- 自分のやりたいことが「規約・権利の確認が必要」に当てはまらないか確認する
- 当てはまりそうなら、用語・規約の項目をあとで見直す予定にする
よくあるつまずき
- 「1回で完璧な絵が出ない」→ 原因: 試行錯誤が前提だと知らない → 対処: 数枚作って選ぶ前提に切り替える
- 「有名キャラそっくりに作りたい」→ 原因: 権利の問題に気づいていない → 対処: 商用・公開は避け、規約と権利を必ず確認する
- 「指示が反映されない」→ 原因: 言葉にできていない → 対処: 色・構図・雰囲気を具体的な言葉に分けて書く
実践課題
実践課題:用途と限界を仕分けする
- 目的: 自分のやりたいことが「得意」「苦手」「要確認」のどれかを見極める
- 取り組む内容: 自分のやりたいこと3つを書き、それぞれを「得意/苦手/規約・権利の確認が必要」に分類する
- 成果物: 3項目の分類メモ
- 所要時間の目安: 10分
- できたの判定: 3つすべてに分類のラベルを付けられた
- ヒント: 実在の人物・作品・ブランドが関わるものは「規約・権利の確認が必要」に入れておくと安全です
チェックリスト
- ☐ AI画像生成の「できること」を2つ以上挙げられる
- ☐ AI画像生成の「苦手なこと」を1つ以上説明できる
- ☐ 商用利用・販売・公開には規約と権利の確認が必要だと言える