この講義で学ぶこと
- これからよく出てくる基本用語の意味をざっくり押さえる
- 用語どうしの関係(何が何を使うのか)をイメージできる
- 分からない用語が出たときに戻ってくる「辞書」を手に入れる
対象者
- ch01-02まで読み終えた人
- 用語が多くて先に進めない人
事前準備
- 特になし(読むだけでOK)
- この講義は最初から全部覚える必要はありません。困ったら戻ってくる使い方でOKです
本文
AI画像生成では、はじめて聞く言葉がたくさん出てきます。ここでは「これだけ知っていれば話についていける」基本用語をまとめます。一度に覚えようとせず、必要になったときに見返してください。
モデル(=画像を作る本体のデータ)
画像生成の「頭脳」にあたる大きなファイルです。モデルによって得意な絵柄(写真風・イラスト風など)が違います。この講座では Stable Diffusion(=代表的な画像生成のしくみ)系のモデルを中心に扱います。
プロンプト(=AIへの指示文)
「何を、どんな雰囲気で作ってほしいか」を言葉で書いたものです。プロンプトの書き方しだいで結果が大きく変わります。
ネガティブプロンプト(=出したくない要素を伝える指示文)
「これは入れないでほしい」を書く欄です。崩れやすい部分を減らす目的で使われます。
LoRA(ローラ=追加で個性やスタイルを足す小さなしくみ)
モデル本体に、特定の絵柄やテイストを後付けで足すための小さなファイルです。モデルに「味付け」をするイメージです。
生成(=画像を作る処理そのもの)
プロンプトなどをもとに、実際に画像を作り出す動作です。1回の生成で1枚以上の画像ができます。
シード(=画像の「種」になる数字)
同じ設定でも、このシード値が違うと別の画像になります。同じシードなら近い画像を再現しやすくなります。
ステップ数 / サンプラー(=生成の細かい設定)
画像を仕上げる回数や方法の設定です。初心者のうちは初期値のままで問題ありません。
ツール(=モデルを動かすための道具)
Google Colab・Forge・ComfyUI などが該当します。モデルやLoRAは、これらツールの上で動かします。
用語どうしの関係を一言でまとめると、「ツールの上でモデルを動かし、プロンプトで指示し、必要ならLoRAで味付けして、生成する」となります。
なお、モデルやLoRAには配布元ごとに利用ルールがあります。生成物の商用利用・販売を考える場合は、使うモデル/LoRAや各サービスの規約・権利の確認が必要です。
手順
- 太字の用語をひととおり眺める(暗記しなくてよい)
- 「モデル」「プロンプト」「LoRA」の3つだけ、意味を自分の言葉で言ってみる
- 分からない用語が出たら、この講義に戻って確認する
よくあるつまずき
- 「用語が多くて覚えきれない」→ 原因: 一度に全部覚えようとする → 対処: まず3語だけ。あとは都度この講義に戻る
- 「モデルとLoRAの違いが分からない」→ 原因: 役割の区別が曖昧 → 対処: モデル=本体、LoRA=味付け、と覚える
- 「シードが何の数字か分からない」→ 原因: 抽象的で実感がない → 対処: 同じ種なら近い実がなる、とイメージする
実践課題
実践課題:3語を自分の言葉で説明する
- 目的: 基本用語を「自分の言葉」に置き換えて定着させる
- 取り組む内容: 「モデル」「プロンプト」「LoRA」の3語を、それぞれ1行で説明するメモを書く
- 成果物: 3語の説明メモ(各1行)
- 所要時間の目安: 10分
- できたの判定: 3語とも、講義の言い回しを写さず自分の言葉で書けた
- ヒント: 家族や友人に説明するつもりで書くと、平易な言葉になりやすいです
チェックリスト
- ☐ 「モデル」と「LoRA」の役割の違いを説明できる
- ☐ 「プロンプト」と「ネガティブプロンプト」の使い分けを言える
- ☐ 分からない用語が出たらこの講義に戻ればよいと分かっている