この講義で学ぶこと

  • アップスケール(=出来た画像をより大きく・きれいにする処理)の役割を知る
  • なぜ最初から大きく作らず後で拡大するのか理解する
  • 基本的なアップスケールの進め方をつかむ

対象者

  • ch07-02までを終えた人
  • 「画像が小さい」「拡大すると粗い」と感じている人

事前準備

  • 画像を生成できる環境(ComfyUI/Forgeのいずれか)
  • アップスケールしたい生成済みの画像1枚(全年齢の作例)

本文

結論として、アップスケールは「出来た画像を後から大きく・きれいにする」処理です。最初から巨大な画像を作るより、安定して仕上げやすくなります。

理由は、最初から高解像度で生成すると崩れやすく、時間とメモリも多く使うためです。まず扱いやすいサイズで構図を決め、後から拡大するほうが失敗が少なくなります。

基本の考え方:

  • 2段構え: まず標準サイズで生成 → 良い1枚をアップスケール
  • 倍率(=何倍に拡大するか): いきなり大きくせず、ほどほどの倍率から
  • 仕上がり: 拡大時に細部が補われるが、元の崩れは残ることがある

進め方のコツ:

  • アップスケールする前に、元画像を選び抜く(崩れの少ない1枚)
  • 倍率は控えめから試し、必要なら上げる
  • 環境やグラフィックボードの性能で扱える倍率は変わる

仕上がりはモデルや拡大の方式で変わります。必ずきれいになるとは限りません。

手順

  1. 標準サイズで生成し、崩れの少ない1枚を選ぶ
  2. その画像をアップスケールの処理に渡す
  3. 倍率を控えめに設定する(いきなり大きくしない)
  4. アップスケールを実行し、仕上がりを確認する
  5. 物足りなければ倍率を少し上げて再実行する(※時間とメモリに注意)

よくあるつまずき

  • 「拡大しても粗い」→ 原因: 元画像がすでに崩れている → 対処: 元画像を選び直す
  • 「途中で止まる」→ 原因: 倍率が高くメモリ不足 → 対処: 倍率を下げて再実行する
  • 「時間がかかりすぎる」→ 原因: 倍率が大きすぎ → 対処: 控えめの倍率から段階的に上げる

実践課題

実践課題:1枚をアップスケールして比べる

  • 目的: アップスケールの効果と限界を体感する
  • 取り組む内容: 良い1枚を選び、控えめの倍率でアップスケールして元と比べる
  • 成果物: 元画像とアップスケール後の比較と、気づきメモ1行
  • 所要時間の目安: 20分
  • できたの判定: 拡大前後の違いを自分の言葉で書けた
  • ヒント: 元画像は崩れの少ないものを選ぶと差が分かりやすい

チェックリスト

  • ☐ アップスケールの役割を説明できる
  • ☐ 後から拡大する利点を理解した
  • ☐ 1枚を拡大して前後を比較できた

次に見る講義

【ch07-04】失敗例と直し方

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