この講義で学ぶこと
- よくある失敗例(=うまくいかない典型パターン)を知る
- 失敗を「症状から原因を探る」手順で直せるようになる
- 一度に1つずつ直す進め方を身につける
対象者
- 第7章の設定(解像度・ステップ・サンプラー・CFG・シード・アップスケール)を一通り見た人
- 「うまくいかないが、どこを直せばいいか分からない」人
事前準備
- 画像を生成できる環境(ComfyUI/Forgeのいずれか)
- これまで作ったプロンプトと、うまくいかなかった画像(あれば)
本文
結論として、失敗は「症状 → 原因の見当 → 1か所だけ直す」の順で対処します。あてずっぽうに複数変えると、何が効いたか分からなくなるためです。
理由は、画像の崩れには典型的な原因があり、対応する設定がだいたい決まっているからです。落ち着いて1つずつ確認すれば直しやすくなります。
よくある失敗と直し方の見当:
- 画質が粗い: ステップ数が少なすぎ → 標準範囲まで増やす
- 絵が崩れる・不自然: CFGが高すぎ → 標準値まで下げる
- 余計なものが写る: ネガティブプロンプトで避ける(1語ずつ)
- 同じ絵が再現できない: シードや設定が変わっている → すべて同じに戻す
- 拡大すると粗い: 元画像が崩れている → 元を選び直す
- 途中で止まる: 解像度・倍率が大きくメモリ不足 → 値を下げる
直し方の鉄則:
- 一度に1か所だけ変える
- 変える前の画像を基準として残す
- 直っても直らなくても、何を変えたか記録する
原因は環境やモデルで変わることがあります。ここでの見当は最初の手がかりとして使ってください。
手順
- うまくいかない画像の「症状」を1つ言葉にする(例「絵が崩れる」)
- 上の一覧から、対応する原因の見当をつける
- 対応する設定を1か所だけ変える
- もう一度生成し、基準と見比べる
- 直ったら採用、直らなければ元に戻して別の原因を試す
よくあるつまずき
- 「何が効いたか分からない」→ 原因: 一度に複数変えた → 対処: 1か所ずつに戻して試す
- 「どんどん悪化する」→ 原因: 基準を残していない → 対処: 最初の設定に戻す
- 「原因が特定できない」→ 原因: 症状があいまい → 対処: 症状を1つに絞って言葉にする
実践課題
実践課題:症状を1つ選んで直す
- 目的: 失敗を順序立てて直す進め方を身につける
- 取り組む内容: うまくいかない画像から症状を1つ選び、設定を1か所だけ変えて改善を試す
- 成果物: 改善前後の画像と、変えた設定・結果のメモ
- 所要時間の目安: 20分
- できたの判定: 症状→原因→1か所変更の流れで対処できた
- ヒント: 症状は「1つだけ」に絞ると原因を探しやすい
チェックリスト
- ☐ よくある失敗と対応する設定を結びつけられる
- ☐ 「症状→原因→1か所直す」の手順を理解した
- ☐ 1つの症状を選んで改善を試せた