この講義で学ぶこと
- 解像度(=画像の縦横の大きさ)の基本と選び方を知る
- ステップ数(=絵を整える処理の回数)の意味を理解する
- サンプラー(=ノイズから絵を整える方式)の役割をつかむ
対象者
- 第6章までを終え、生成に慣れてきた人
- 「画質がいまひとつ」「時間がかかりすぎる」と感じている人
事前準備
- 画像を生成できる環境(ComfyUI/Forgeのいずれか)
- 設定を変えながら比較する時間(数枚分)
本文
結論として、画質と速さは「解像度・ステップ数・サンプラー」の3つで大きく変わります。まずは標準的な値から始めて、少しずつ調整します。
理由は、この3つが「どれくらい大きく・どれくらい丁寧に・どの方式で」描くかを決めるためです。極端な値にすると崩れたり、時間がかかりすぎたりします。
3つの基本:
- 解像度: 大きいほど細かいが、時間とメモリを多く使う。まずはモデルの推奨サイズ前後で
- ステップ数(=整える回数): 少なすぎると粗く、多すぎても効果が頭打ちになりやすい。標準的な範囲から
- サンプラー(=整える方式): 種類によって仕上がりや速さが変わる。まずは既定のもので
進め方の考え方:
- 一度に1つだけ変える(何が効いたか分かる)
- 標準値を基準にして上下を比べる
- お使いのモデルやグラフィックボードの性能で適切な値は変わる
最適な値はモデルや環境で変わります。ここでの目安は出発点として使ってください。
手順
- 標準的な設定で1枚生成し、基準にする
- 解像度だけを少し上げて1枚生成し、見比べる
- 解像度を基準に戻し、ステップ数だけを変えて比べる
- ステップ数を基準に戻し、サンプラーだけを変えて比べる
- 良かった組み合わせをメモに残す
よくあるつまずき
- 「時間がかかりすぎる」→ 原因: 解像度・ステップが大きすぎ → 対処: 標準値まで下げる
- 「画質が粗い」→ 原因: ステップが少なすぎ → 対処: 標準範囲まで増やす
- 「途中で止まる」→ 原因: 解像度が大きくメモリ不足 → 対処: 解像度を下げて再実行する
実践課題
実践課題:3設定を1つずつ変えて比べる
- 目的: 各設定が画質・速さに与える影響を体感する
- 取り組む内容: 解像度・ステップ・サンプラーを1つずつ変えて生成し比較する
- 成果物: 基準+3パターンの比較メモ(速さと見た目の違い)
- 所要時間の目安: 20〜30分
- できたの判定: どの設定が何に効くかを自分の言葉で書けた
- ヒント: 基準を必ず1つ決めてから変える
チェックリスト
- ☐ 解像度・ステップ・サンプラーの役割を説明できる
- ☐ 1つずつ変えて比較する進め方を理解した
- ☐ 良かった組み合わせをメモに残せた
迷ったら使う初期値
| 項目 | 最初の目安 |
|---|---|
| Steps | 20〜30 |
| CFG Scale | 5〜7 |
| サイズ | 1024×1024 または 832×1216 |
| Seed | 最初はランダム |
| 生成枚数 | 1〜4枚 |
最初からすべての数値を変えると、何が原因で結果が変わったのか分かりにくくなります。調整するときは、1回につき1項目だけ変えるようにします。